Reframeの実用例集

Reframeは、様々な形式のビデオと音声を入力ファイルとして扱うことができ、これらを一括して同じパラメータを持つファイルに変換し、出力することが可能です。ここでは劇的に作業過程の効率化を図ることができるReframeの使用例をご紹介します。


Convert PAL to NTSC

PALとNTSCビデオの間で変換する

ReframeはビデオをPALからNTSCへ、あるいはNSTCからPALへ変換できます。これにより、どちらかの規格のDVDやカメラからのビデオをもう一方の規格のビデオシステムで使えるように変換することが可能になります。SD(Standard Definition)ビデオの場合、このプロセスはフレームサイズとフレームレートの両方を変換することを含みます。HD(High Definition)ビデオの場合、このプロセスはフレームレートを変換することだけを含みます。Reframeは最善の品質のビデオ変換を行うために、多相フィルターを用いてフレームサイズを変換し、動き補償を用いてフレームレートの変換を行っています。

Convert SD to HD

SDとHDのビデオの間で変換する

ReframeはSD(Standard Definition)ビデオからHD(High Definition)ビデオあるいはその逆方向の変換が可能です。SDからHDに変換して、SDのDVやDVDのビデオをHDカムコーダーのビデオと一緒に編集したい場合があるかもしれません。またHDからSDに変換してHDカムコーダーあるいはBlu-rayビデオをDVDで使えるようにしたい場合があるかもしれません。どちらの場合も普通ビデオのフレームサイズの変換だけが必要です。Reframeはこのサイズ変換を多相フィルターを用いて行い最善の品質のビデオ変換を実現しています。

Convert Film to Video

フィルムからビデオに変換する

Reframeは24fpsまたは23.976fpsのフィルムフレームレートで撮られたムービーをより標準のビデオフレームレートに変換することが可能です。これによりフィルムの素材とビデオの素材を一緒に編集したりすることが可能になります。NTSCのビデオフレームレートに変換する場合は、Reframeはインターレース化されたテレシネ(例:2-3プルダウン)のプロセスを使うか、または真のフレームレート変換を行うことで、実現できます。PALビデオのフレームレートにするには、Reframeは真のフレームレート変換を行います。Reframeは最善の品質のビデオ変換を実現するために動き補償を用いてフレームレートの変換を行います。

Convert Anamorphic Video

アナモフィックと本来のアスペクト比のビデオの間で変換する

Reframeはアナモフィックビデオから本来のアスペクト比のビデオへあるいはその逆方向の変換を扱うことができます。これによりDVDやDVカムコーダーのビデオをコンピュータでやweb上で見たりできるように本来のフレームサイズに変換することが可能になります。また本来のアスペクト比のコンピューターやwebビデオからDVDにふさわしいアナモフィックのビデオを作ることもできます。Reframeは最善の品質のビデオ変換を実現するために多相フィルターを用いてこれらのサイズ変換を行います。

Convert for Presentations

ビデオをテレビでの表示またはプレゼンテーション用に変換する

Reframeはビデオをテレビ表示装置(Apple TV等)やプレゼンテーション(PowerPointやKeynote等)に適した圧縮された形式に変換することができます。Reframeではプリセットを使ってMPEG-4やH.264の出力を簡単に行ったり、必要に応じてカスタムセットすることもできます。変換したいクリップが複数ある場合は、Reframeのバッチ処理機能を使って全てのクリップを一括して処理することが可能です。この場合、複数のクリップを1つにまとめて出力ファイルを1つにするか、別々のファイルとして保存するか選択できる便利な機能も提供しています。

Convert for Mobile Video

ビデオを携帯可能なデバイス用に変換する

Reframeはビデオを携帯可能なデバイスに適した圧縮した形式に変換することができます。ReframeはiPodやiPhoneなどのより高品質の再生デバイスや、3G携帯電話など低品質の再生デバイスのどちらにも対応した圧縮形式をサポートしています。変換したいクリップが複数ある場合は、Reframeのバッチ処理機能を使って全てのクリップを一括して処理することが可能です。この場合、複数のクリップを1つにまとめて出力ファイルを1つにするか、別々のファイルとして保存するか選択できる便利な機能も提供しています。